皮膚の病気 / 16尋常性白斑| 大田区仲六郷で皮膚科をお探しの方は雑色皮フ科まで

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16尋常性白斑

尋常性白斑とはどんな病気ですか?

後天的に皮膚の色の一部が抜ける病気です。

原因は何ですか?

皮膚のなかに色をつくるメラノサイトという細胞があります。尋常性白斑は、自分の免疫細胞がこのメラノサイトを攻撃してしまう自己免疫疾患ではないかと考えられています。なぜ、このようなことが起こるかはわかっていません。甲状腺の病気や、糖尿病などに伴ってみられる人もいます。遺伝の関与が無い人が多いですが、なかには家族内でみられる人もいます。
発症のきっかけは、怪我ややけど、日焼けなど、皮膚に何らかの刺激が加わることによって色が抜けて来ることがあります。また、ストレスがきっかけになる人もあります。

どんなタイプがあるのですか?

限局型、汎発型、分節型があります。限局型は、体の一部に白斑が認められるもの、汎発型は、左右対称性に広がるもの、分節型は、ある神経の走行にそって片方にみられるものです。

治療はどんなものがありますか?

塗り薬として、ステロイド軟膏、活性型ビタミンD軟膏、フロージン液という血流改善薬などがあります。
また、免疫反応を抑え、メラノサイトを刺激すると考えられている紫外線治療があります。紫外線治療には、ナローバンドUVB(311nmの紫外線)をあてる方法や、308nmの紫外線を局所的にあてるエキシマライトの治療があり、当院ではこれらの治療を行なっています。
紫外線治療は1週間に1~2回を、根気良くあてることにより約6~7割の人が改善します。発病早期の人は、より効果的なので早めに治療を開始したほうが良いです。
その他の治療として、皮膚移植があります。他の皮膚を吸引して伸ばしこの皮膚を移植するのです。将来は、自分の皮膚を培養して植皮する方法が期待されます。

日常生活で気をつけることは?

メラノサイトは、太陽光線から皮膚を保護しているので、白斑の部位は、日焼けしやすくなっています。日焼け、皮膚癌の予防のためサンスクリーンを日頃塗る必要があります。

白斑を目立たなくする方法はありますか?

肌色をつけるという意味でカバーマーク、セルフタンニングローションを塗る方法があります。

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