皮膚の病気 / 11アトピー性皮膚炎(2)| 大田区仲六郷で皮膚科をお探しの方は雑色皮フ科まで

時間 日祝
8:30~12:00
14:30~18:00

:水曜日午前のみ医師が2名で診療しております
:8:15~11:00
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日

〒144-0055
東京都大田区仲六郷2-29-3

  • 地図

11アトピー性皮膚炎(2)

●1. 自分で出来るスキンケア

アトピー性皮膚炎の患者さんは、乾燥肌により、皮膚のバリアー機能が弱くなっています。(当院新聞前月号参照)それを補うために、正しい方法をおぼえましょう。

皮膚を清潔に保つ

汗や汚れもアトピー性皮膚炎の悪化の原因になります。普段から清潔にする事を心がけましょう。

★刺激の少ない石鹸で汚れをおとす

石鹸を用いたあとは、丁寧にすすぎ、成分を完全に流しましょう。

★皮膚をごしごしこすらない

石鹸をつけた手や柔らかいタオルで優しく洗いましょう。

皮膚の脂分を補う

皮脂を補い皮膚の表面に被膜をつくって、水分の蒸発を防ぎましょう。

★ワセリン、クリーム、乳液、ローションなど、皮膚の状態にあった物を選びましょう。 ★スキンケアを行うタイミング

入浴直後に行うのが、理想的です。皮膚が潤っている時に水分を逃がさないように保湿薬などを薄く塗っておきます。

歯磨きをするのと同じように毎日の習慣にしましょう!!

●2. かゆみを誘う生活習慣

患者さんにとって「かゆみ」はとても辛い症状のひとつですが、掻くことで症状は悪化してしまいます。かゆみを引き起こす習慣をチェックし、ひとつずつ改善していきましょう。

掻くのはなぜ悪い?

皮膚を掻くと、その刺激によって新たなかゆみが起きたり、かゆみが強くなったりします。そのため、さら に皮膚を掻くことになり、悪循環に陥ってしまいます。また、皮膚の掻いた傷より、ばい菌や、ウイルスがついたりします。こうして、アトピー性皮膚炎の症状が悪化していくのです。
◆かゆみに対して、かゆみ止めの薬を飲み、かゆみを少しでも減らしてあげる事も大切です。

日常生活で気を付ける事は?
  • 1. 衣類は木綿の柔らかいものを
    ウールなどはかゆみの原因に・・・
    ◆吸収性のよい木綿がお勧めです。
  • 2. 刺激物を避ける
    とうがらし、アルコールなどの刺激物は体を温めてかゆみを引き起こします。
  • 3. ストレスをためない
    ストレスを感じると無意識に肌をひっかく人が多いようです。
  • 4. 汗はこまめに拭く
    汗が皮膚に残っていると、刺激になってかゆみを誘います。
  • 5. お風呂はぬるめに
    体温の上昇はかゆみを誘います。
  • 6. 布団はまめに干す
    ダニがアレルギーの原因になっていることもあるので、できるだけこまめに行いましょう。
  • 7. 爪は短く切る
  • 8. 髪の毛は、顔にかからないようにする

痒みを防ぐために、日常生活の中で、以上のことに気をつけて一つずつ改善していきましょう。

ページトップへ